概要

【ストーリー】
1966――[恋の夢]
兵役を控えた若者は、高雄のビリヤード場にやってきたシウメイと出会い恋に落ちる。休暇が取れた若者は、真っ直ぐに彼女が働くビリヤード場へと戻ってきたが、彼女の姿はない。シウメイの足跡を追って、若者はバスに乗る・・・・・・「煙が目にしみる」などオールディーズのナンバーにのせて、あふれる夏の光、樹々を揺らす風が、恋の予感にときめく若い二人を切なく彩る。
1911――[自由の夢]
遊郭に通うチャンと芸妓との間には、いつも穏やかな時が流れ、芸妓と客という以上の深い想いが通い合っていた。しかしチャンは彼女を妾として迎えることを拒み、革命家と合流するため、日本へと旅立つ。即興で演奏されたピアノ曲と芸妓の唄の響きが、秘められた恋情を吐露する。
2005――[青春の夢]
歌手のジンは、カメラマンのチェンと出逢い、激しく惹かれあう。しかしジンには同性の恋人がいた。ジンの心が離れて行ってしまうのを感じた恋人は、彼女なりのやり方で三角関係に終止符を打とうとする。激しく愛を渇望しながら傷つけあってしまう恋人たち。大都会台北を舞台に、若者たちの行き場のない渇きと痛みが胸に迫る。

【ホウ・シャオシェン(候孝賢)】
台湾そしてアジアを代表する映画界の巨匠。1947年生まれ。80年に「ステキな彼女」で監督デビュー。「冬冬の夏休み」(84)「恋恋風塵」(87)など少年期の記憶を巡るノスタルジックな傑作を連打。そして「非情城市」(89)でヴェネチア映画祭グランプリを受賞。「戯夢人生」(93)「好男好女」 (95)と台湾の歴史に目を向けた作品を連続して発表。「フラワーズ・オブ・シャンハイ」(98)「ミレニアム・マンボ」(01)などの作品を経て、前作「珈琲時光」(03)では一青窈を主演に迎えて日本での撮影を敢行。今後の最新作は、パリで撮影されたジュリエット・ビノシュ主演の「赤い風船(原題)」。

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